更新日:2023年9月14日
令和5年度風しん抗体価検査の医療機関実施のお知らせ
風しんは、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどが主な症状の感染症で、ここ数年、関東や関西地方などの都市部などにおいて、風しんワクチンの定期接種の機会が無かった20代~40代の男性を中心に風しん流行が見られており、平成25年には1万4千人の患者が発生しています。
しかし、妊娠中の方は風しん予防接種を受けることができないため、抗体価の低い妊婦への感染が懸念されています。妊婦(特に妊娠初期の方)が感染すると、胎児がウイルスに感染し、難聴や心疾患、白内障などの障がいをもった児を出産する恐れがあります。平成25~26年にかけて、41名の先天性風しん症候群の報告がありました。
那覇市では、先天性風しん症候群を予防することを目的として、下記の方を対象に、風しんに対する免疫が十分にあるかどうかを確認し、予防接種が必要かどうかを判断していただくため、風しん抗体検査を保健所で実施しておりましたが、医療機関において抗体検査を無料で受けられるようになりました。
なお、医療機関での検査実施に伴い保健所での検査は終了いたしました。
対象者
那覇市に居住する者で、次のいずれかに該当する方
(1)妊娠を希望する女性(妊婦は除く)
(2)(1)の配偶者(婚姻届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む)などの同居者(生活空間を同一にする頻度が高い者)。
(3)「風しん抗体価が低い妊婦」(HI法32倍未満、EIA法8.0未満)の同居者(配偶者など生活空間を同一にする頻度が高い者)
ただし、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性や過去に風しん抗体検査を受けたことがあり、かつ抗体価が高いこと(HI法で32倍以上、EIA法で8.0以上)が判明している者は除く。
那覇市以外の沖縄県民の方はこちら
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性の方はこちら
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性の方で、那覇市在住の方は那覇市が発行するクーポンで無料で風しん抗体検査を受けることが可能です。那覇市以外の方はお住まいの市町村へご確認ください。
詳細はこちら
実施場所
那覇市と契約を締結した医療機関
契約医療機関一覧はこちら
検査費用
無料
実施期間
令和5年4月1日から令和6年3月31日
検査の流れ
(1)契約医療機関一覧にある医療機関へ連絡し、事前予約する。
(2)指定された日時に医療機関に来院のうえ、検査申込書に記入していただき、採血を行います。
検査を受ける際に、住所が確認できる書類(運転免許証、健康保険証、住民票など)をご持参ください。
(3)検査結果は、「ご自宅へ郵送」もしくは「来院して結果説明」のいずれかになります(医療機関によって異なります)。
(4)風しんの抗体が十分でない方へは風しんの予防接種を勧奨しておりますが、風しん予防接種の費用は自費(有料)となっており、助成等はありません。