更新日:2019年3月18日
”クルマに頼りすぎない生活”を呼びかける事を目的とした「モビリティウィーク&カーフリーデー」世界的なイベントへ参加して人と交通の関わりかたを、体験し、考えてみませんか?
モビリティウィーク&カーフリーデーの紹介
カーフリーデー(car free day)
- EU委員会の管理の下、ヨーロッパを中心に、毎年9月16日~22日までの1週間に催される「モビリティウィーク」の主要イベント。市民に、クルマに頼らなくても街での日常生活に支障がないということを実感してもらうために、都市の中心市街地内にマイカーを1日中使わない地区を設け、クルマから解放された都市環境を創出する。また同時に、クルマと都市や地球環境、都市文化との関係について考えてもらうためのさまざまな催しが開かれる。
※モビリティーウィークでは、上記の期間を都市交通を考える『交通週間』と位置づけ、毎年テーマを設定して市民一人一人に持続可能な都市交通や移動のし方について考えてもらう機会としている。
カーフリーデーは、モビリティウィークの最終日(9月22日)に実施される中心イベント
※発端はラ・ロッシェルの「クルマのない日」1997年 フランス、ラ・ロッシェル「クルマのない日」1998年 フランスの国土整備・環境省のプロジェクト 2000年 欧州委員会の「カーフリーデー」に発展 2002年「ヨーロッパモビリティィーク」が始まる
モビリティーウィーク
- 2002年から実施されているカーフリーデーを発展させた欧州委員会(環境総局)のプロジェクトです。
- カーフリーデーを最終日とした1週間を、都市交通を考える交通週間として位置づけ、新しい交通施策を展開する機会となっています。
カーフリー(car free)
- クルマから開放されましょう」又は「クルマに束縛されない」という意味合いを持っています。
モビリティー(mobility)
- 「人々の移動しやすさ」又は「移動性」という意味合いを持っています。
ヨーロッパモビリティウィーク
ヨーロッパモビリティウィークは、カーフリーデーの前後一週間に都市交通を考える交通週間として位置づけられ、2002年から実施されています。カーフリーデーを発展させた欧州委員会(環境総局)のプロジェクトです。今ではカーフリーデーはこのモビリティウィークの中心となる催しと位置づけられています。
ヨーロッパモビリティウィークのキーワードとして、公共交通機関・自転車・生活道路・緑の道等のほか、都市文化、公共空間、健康、安全等が掲げられ、毎年決められるテーマに従い日替わりでこれらのキャンペーン・交通施策の実施を行います。2018年のテーマは「Multimodality 移動の多様性/Mix and Move!~いろいろな方法で移動しよう!~」です。
カーフリージャパンとは?
当団体は、ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデーにおける日本での普及、広報、支援を行う拠点組織として、2004年にカーフリーデージャパン(任意団体)として設立されました。その後、2012年5月に名称変更し、新たに「一般社団法人カーフリーデージャパン」として活動しています。
ヨーロッパ委員会より日本担当コーディネーターとして任命された望月真一(一般社団法人カーフリーデージャパン、株式会社 アトリエUDI都市設計研究所)が、ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデー運営委員会のメンバーとして、前述した取り組みの他、参加の承認や日本の情報等のとりまとめ、諸報告等の責務を担っています。
日本では、特に、本来の目的と実施レベルの維持に心がけ、豊かで安全な都市生活を構築していくことを目指し、アジア諸国の仲間たちとともに連携して、ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデーの普及・実施を目指していきます。
他の国とは異なり、当組織は、独自に活動費を捻出して進めていかなければならないため、多方面からの協力、支援をもとに、また委託業務を原資として活動していきます。