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王朝の色彩を解明する/国宝「尚家資料」色材調査

 8月30日(火)、国宝「尚家資料」の色材調査が那覇市歴史博物館で行われ、県内の報道各社が取材に訪れ、琉球王国当時の歴史的遺産への関心の高さを示しました。
 色材調査では、染織品の染料・顔料の素材や産地などの特定に必要なデータを収集し、資料の構造や材料を特定するとともに、保存や展示に際して重要な情報を得ることができます。
 美術工芸品は、損失してしまうと工業製品のように作り直すことができません。調査は、@こわさない、A汚さない、B傷つけない、C触れないの大原則にもとづき「非破壊法」で行われます。今調査では、当該調査の第一人者である吉備国際大学の下山 進教授らによって、微弱なX線や紫外線から可視・赤外の光を利用した光学的手法が取り入れられ、慎重に進められています。
  本市では、平成10年度から国庫補助を受け「尚家関係資料総合調査事業」で非破壊調査に着手し、昨年度からは首里城公園管理センター(財団法人海洋博覧会記念公園管理財団)との合同研究による、国宝「尚家資料」並びに同センター所蔵資料の色材調査を行っています。
 琉球国王の王冠や唐衣装が、蛍光X線分析装置や分光蛍光光度計を用いた色材調査によって、染料・顔料の素材や産地の特定につながるデータが集積され、琉球の歴史がまた一つ明らかになることが期待されます。


調査方法について解説する下山 進教授
下山教授と調査チーム
調査方法について解説する下山 進教授

下山教授と調査チーム

調査機材と王冠の間に5o程度の隙間があり、機材が直接触れることはありません。
唐衣裳の調査も機材が接触することなく進められます。
調査機材と王冠の間に5o程度の隙間があり、機材が直接触れることはありません。

唐衣裳の調査も機材が接触することなく進められます。

[掲載日:平成23年8月31日]


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