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3月の緊急市長メッセージ


 - 災害に対する慢心とリアル感 -

2月27日明け方の震度4の地震、翌28日の津波の襲来。

2月議会期間中に突如襲ってきた二つの大きな災害は、市民の皆様にも大きな衝撃を与えたのではないかと思います。

私自身、27日明け方の地震には、飛び起きて家族の無事を確認するとともに、すぐにテレビをつけ、那覇市や市民の皆様の中に被災した方々が出てはいないかとたいへん心配しながらあちこちと連絡をとっておりました。

震度の大きさと揺れた時間の長さは、私自身これまでに経験したことがなかったものだけに、その後、那覇市民、そして県民に大きな被害がなかったことには、大きく安堵いたしました。

その最中の午後、今度は地球のほぼ反対側、南米のチリで大地震が発生し、翌日には津波が日本に到達するとの報道に接し、これは那覇市の防災能力や市民の災害への対応能力が試されることになると感じました。

刻々と報道される情報は、津波襲来の規模や予想到達時刻を告げ、本市消防や警察、そして防災無線などによる避難の呼びかけや注意の喚起が、28日昼から本格化しました。しかし、そのリアルで懸命な呼びかけにも関わらず、海岸へ津波を見に行ったりする人や、釣りのため防波堤に留まる方が見られたことは、たいへん残念に思いました。

私たちの那覇市は、地震によって大きく被災した経験がありません。大きな津波に襲われたこともありません。それでも、本土での震災被害や海外での大規模災害等の報道を通じて、日頃からの備えや津波などの天災襲来を予測して対応することの大切さを学んできたはずです。

防災意識は、消防や防災組織だけでなく、すべての市民が持つことに意義があります。災害に対する慢心は、被害の拡大を招くだけであり、私たちは常にリアル感をもって災害に対峙する真摯な気持ちを忘れてはならないと思います。

将来の災害に備えるためにも、今一度気を引き締めていくことを、災害時の対応を確認していただきたいと思います。それが、災害に強いまちづくりの第一歩であります。

平成22年3月2日
那覇市長 翁長 雄志


更新日:2010年3月2日

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